かみ合わせの悪さなのか-。アルビレックス新潟は堅守速攻を武器とするSC相模原を相手に2-2で引き分けて開幕からの連勝が5でストップした。J3から昇格したばかりの相模原は今季の平均ボール保持率が40%台と、新潟とは正反対のスタイル。この日も新潟のボール保持率は68%に達した。新潟としては自陣に引きこもった相手をどのように崩すかが焦点だったが、攻守の切り替えでもたつき、今季初の複数失点を喫した。

新潟の対戦相手の今季平均ボール保持率
新潟の対戦相手の今季平均ボール保持率

これまでの5試合の相手はギラヴァンツ北九州、V・ファーレン長崎、東京ヴェルディが平均ボール保持率で55%以上を記録するなど新潟と同様にボールをつなぐスタイルのチームで占められていた。同じ土俵で攻め込むスペースもあり、こちらとしては比較的戦いやすい相手との試合が続いた。

だが、開幕6戦目で今季初めて堅守速攻をベースとしたチームと対戦。ミスもあって逆襲速攻をいなすことができず、1本の縦パスから元新潟のFW平松宗に出し抜けを食らった。今後は今回の相模原のような戦い方で挑んでくるチームは増えるはず。守備から攻撃だけでなく、攻撃から守備の切り替えの速さも徹底したい。【石川秀和】

移籍後初得点となる同点ゴールを決めた高が新潟サポーターに向けガッツポーズ
移籍後初得点となる同点ゴールを決めた高が新潟サポーターに向けガッツポーズ