J1アルビレックス新潟は2日、J1リーグ戦で過去1勝5分け23敗と大の苦手にしていた浦和と1-1で引き分けた。0-1の後半36分、U-22日本代表MF小見が途中出場から待望のJ1初ゴールを決めて同点に追いついた。松橋監督は「勝ち点3は取れなかったが、追いついて勝ち点1を取ったのはポジティブに捉え、次につなげていきたい」と話した。

00年以降生まれの4人が途中出場で流れを好転させた。スタメンの平均年齢は28・09歳だったが、後半28分に鈴木→小見、高木→三戸、島田→秋山と、30代の3人に代わって20代前半の若い3人が同時出場。同34分には両チーム最多21回のスプリントを記録した24歳の長谷川が退き、22歳の松田がピッチに立った。フレッシュな4人で一気に攻勢を強め、その2分後に小見の同点ゴールが生まれた。

ビハインドの状況でありながら最初の交代が後半28分というのは松橋監督としては今季最も遅いテコ入れだった。そこまで30代のベテランを中心に堅守の浦和守備陣にこつこつとダメージを与え、スタメンの平均年齢が29・45歳の相手の体力を奪った。33歳の浦和DF酒井は「後半はエネルギーが残っていなかったのも事実」と話していた。

そのタイミングで送り出された新潟の未来を担う若手がJ1上位チームを相手に躍動。勝負の終盤戦に向けてチームの総合力は高まりつつある。リーグ戦では17年ぶりとなる対浦和戦勝利はならなかったが、それは来季、同じJ1の舞台で果たす。【石川秀和】