グループリーグ初戦に勝利しトルクメニスタンの選手たちと握手をかわす日本代表の選手たち(撮影・横山健太)
グループリーグ初戦に勝利しトルクメニスタンの選手たちと握手をかわす日本代表の選手たち(撮影・横山健太)

この相手なら3得点は当たり前だけど、2失点するのはだらしない。後半は日本が良くなったのではなく、相手が疲れただけ。そんな中、PK献上とはたるんでいる。前半のようなプレーを90分間する相手だったら、どうなるか不安だ。

前半は本当にふがいなかった。引いた相手にはドリブルが有効だが、堂安や原口が仕掛けようとしても、相手が球際に激しく、抜くことができなかった。守備ではCKから危ない場面もあったし、DFの裏を取られることもあった。DF陣とボランチとの連係がよくない。

ダブルボランチに冨安を使わなければならないことが、選手層に疑問を抱かせる。現地入りしてから故障者やコンディションの良くない選手が出ているのだから、「万全の準備」ができている状態じゃない。森保ジャパン誕生から親善試合では好結果を出し、強くなった印象を与えたが、この“苦戦”が現状だ。

初戦は難しいというけれど、この相手に「難しい」と言ってはいけない。韓国やオーストラリアも初戦は苦しんだというのを言い訳にしてはいけない。別のチームだ。自分たちの課題をしっかり見つめてほしい。(日刊スポーツ評論家)

試合後、大迫(右)をねぎらう吉田(撮影・横山健太)
試合後、大迫(右)をねぎらう吉田(撮影・横山健太)