後半、チームの6点目を決め、遠藤航(左端)とタッチを交わし笑顔を見せる三笘(同2人目)(撮影・前田充)
後半、チームの6点目を決め、遠藤航(左端)とタッチを交わし笑顔を見せる三笘(同2人目)(撮影・前田充)

日本は全員うまく見えたね。パスはつながるし、シュートは正確だった。守備も組織的で、連係もよく、非の打ちどころがなかったな。日本は完璧なチームだった。

相手は、ガーナから40時間もかけて来日した。日本での練習は2日間だけ。年代的にも東京ではなく、24年パリ五輪を目指す、より若い世代の選手が多かった。時差ぼけなのか、前半の途中から足が止まっていた。東京五輪初戦の南アフリカ対策にもならないね。この日のスタメンの平均身長は、日本が180センチ、相手は173センチだよ。これで南ア対策になるのかな。

こんな弱々しい相手に、五輪メンバー入りをかけたサバイバルなんて、当落線上の選手がかわいそうだね。2日前にA代表に0-3で完敗して、意気消沈したところで6-0の快勝。気分転換にはなったのだろうから、良しとするしかないね。

次のジャマイカ(12日、豊田ス)がどんなメンバー、コンディションでくるか、心配だな。ガーナみたいに、賞金(対戦料)稼ぎではないことを祈るけどね。おそらくまた、サバイバルの参考にならないんじゃないのかな。あ~あ、出てくるのはため息ばかりだね。(日刊スポーツ評論家)

U-24ガーナに勝利しタッチを交わして喜ぶ酒井(左から3人目)らU-24日本イレブン(撮影・前田充)
U-24ガーナに勝利しタッチを交わして喜ぶ酒井(左から3人目)らU-24日本イレブン(撮影・前田充)