日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が28日、東京・JFAハウスでメンバー発表会見を行った。

 FW本田(31=パチューカ)が代表から外れた。けがと国内組だけの編成を除けば10年4月の親善試合セルビア戦以来7年半ぶり。ザッケローニ体制では1度もなくハリル体制でも初。主力となった10年W杯南アフリカ大会以来、初めての処遇。指揮官から「現時点でのコンディションでは代表ではプレーできない。しっかりトレーニングしてほしい」と念押しされた。

 メキシコでは地震で延期となったリーグ戦が再開され、代表発表の約2時間前にゴールを決めた。クルスアスル戦に後半36分から途中出場。1トップの位置に入り同44分に左足で今季2点目を決め4-0勝利に貢献。代表に値するコンディションではないと判断され、指揮官による映像チェックもなされなかった。

 代表活動期間にチームは欧州遠征し、PSVとセルタと対戦する。11月の復帰に向けじっくり出直す。試合後、得点を伝える報道に関連して「先は長い。じっくり確実に進むよ。亀のように。」とツイッターでつぶやいた。