日本代表の西野朗監督が14日、W杯ロシア大会へ向けた35人の予備登録メンバーを決めた。

 西野監督は「決してパシっと決まった35人ではない」と、悩める胸中を明かした。「少しけがをしている選手も含まれているし、今後1ヶ月足らずの中で逆算して、トップパフォーマンスにもってこられるのかという判断もあります」とし、コンディションに不安が残る選手も登録メンバーに入れたことを示唆した。海外組ではMF香川真司、FW岡崎慎司らの状態が万全になっていない。

 18日にはガーナ戦(30日)に向けたメンバーも発表される。ここでの人数についても「キャンプの中でチェックしなきゃいけない選手が増えている状況なので」と明言を避け、「すんなりとは決まらないし、18日に選べなかった選手を追加招集する可能性もある」と続けた。

 国内最後の実戦はガーナ戦となっていたが、「翌日(練習試合を)組みたいなと。どういうチーム状況になるかわからないので。やることは有効だと思う。バックアップメンバーのゲームの必要性もうすうす感じている」と、メンバー発表がある31日に練習試合を行う考えも示唆した。