日本代表西野朗監督(63)が18日、ワールドカップ・ロシア大会壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)の日本代表メンバー27人発表会見で、ガンバ大阪MF今野泰幸(35)の負傷状況を思わず明かした。

 会見の冒頭で「コンディションによるものですが、33名の中から27名発表させていただきました」とし、14日に国際サッカー連盟(FIFA)へ提出したラージメンバー35人から、今野を外したことを明らかにした。

 西野監督は「重大ではないが、手術を受けなければいけない。この期間の復帰は望めないということで、リスト外」と説明。今野はシーズン前のキャンプで右足首を負傷し、今季は4試合の出場のみにとどまっていた。リハビリを続けながら、2日の仙台戦で約1カ月半ぶりに復帰。3試合連続で出場していたが、3試合ともプレー時間は45分間だった。

 その後、15日の練習後に負傷箇所の状況が悪化。16日ルヴァン杯名古屋戦の出場を見送り、来週に手術を受ける予定となった。現段階では手術を受けていないため、クラブからの公式発表されておらず、思わぬ形で世間に明かされた。

 西野監督の会見を受け、大阪・吹田市内で練習後に取材に応じたG大阪レビークルピ監督は「(今野は)試合に出られる状態ではない。手術は必要になると思う。すぐに復帰できるケガではないので、中断後に復帰できたら」と説明した。