ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表MF本田圭佑(32)が2日、インターネットテレビ局AbemaTVのニュース番組「AbemaPrime」(月~金曜午後9時)に生出演し、オーバーエイジ(OA)枠での2020年東京オリンピック(五輪)出場を目指す考えを明らかにした。

 本田は中米バハマから緊急緊急生出演した。W杯後のテレビ出演は初めてだという。「新しい目標になるんですけど、2年後の東京五輪をOAとして出場することを目指して、ガッツリ自分を鍛え上げ現役を続けようと思います」と宣言した。

 本田は代表引退について「4年は想像絶するほど長い。次は36。この4年間の長さは経験して痛感しています。次の4年後が考えられない。自分のフィジカルがどんどん落ちていく可能性があるだろう、厳しいというのが僕の結論、それ以外の目標を見つけないとサッカーを続けるのが難しい。引退も考えましたし、今後のことは真剣に考えたつもりです」と語った。その上で「五輪が東京であることが1つ。続ける目標が欲しかった。世界を懸けて戦うもの…W杯に代わるものは五輪しかなかった。運命に感じた」と語った。

 本田は2008年北京五輪に出場も、現行制度を導入した92年バルセロナ大会以降、初めて勝ち点なしの全敗に終わった。大会後「こんなにあっけないものか、というのが現実」と悔しさをにじませていた。