森保一監督(50)率いる新生日本代表の初陣メンバーが30日、決まった。

ワールドカップ(W杯)メンバー23人の約4分の3の招集が見送られた。W杯組は6人だけで、レギュラーは1人もいない。思い切った顔ぶれになった。

海外組の主力はW杯の激戦で疲労。その後休養を取って、遅れて所属クラブに戻った。出遅れたこともあり新シーズンは控えに甘んじ、厳しい生存競争のまっただ中にいる選手が多い。この代表活動期間はクラブに残って、もう1度アピールできる。ハイレベルな海外リーグで、再び主力に返り咲いてもらうことができれば、森保ジャパンの直近の目標となる来年1月のアジア杯UAE大会に向けても大きい。“招集見送り”も、今回ばかりは、代表強化の一手。空いた枠で若手にチャンスを与えた。「世代交代」を掲げる森保監督の決意のほどが分かる人選になった。