東京五輪世代18人を擁する日本代表は、南米選手権2連覇中の強豪チリに大敗した。

日本はレアル・マドリードに移籍が決定したMF久保建英(18)、法大3年のFW上田綺世(20)ら東京五輪世代8人が先発。前半6分、右サイドで上田が倒されて得たFKを久保が左足で直接狙うも大きく枠上に。チリは右サイド攻撃を軸に日本ゴールに襲いかかり、前半41分、右コーナーキックからMFアランギスが高い打点でヘディングシュートを放ち先制。マークしていたMF中山雄太(22=ズウォレ)が競り負けてしまった。日本は直後の44分、敵陣でボールを奪うとMF柴崎岳(27=ヘタフェ)のスルーパスに上田が抜け出し、GKと1対1になる大チャンス。だが、上田のシュートはゴール右に外れた。

後半に入ってもチリに支配され後半9分、右サイドを崩すと右からのマイナスクロスにFWバルガスが右足シュート。DF冨安健洋(20=シントトロイデン)がブロックもボールはゴールに吸い込まれた。日本は後半12分、MF柴崎のクロスに、上田がファーサイドに飛び込み決定機を迎えたがまたも枠をとらえられず。日本は後半20分、中山とのワンツーでペナルティーエリア内に侵入した久保がドリブルで仕掛け左足シュートを放つが、サイドネットだった。

チリは後半37分に右サイドからのクロスをFWサンチェスが頭で押し込み追加点。さらに後半39分、チリは敵陣でMF柴崎のクリアボールを拾いカウンターを仕掛け、再びサンチェスが飛びだしたGK大迫敬介(19=広島)の頭上を越えるループシュートを放ち突き放した。

黒星スタートとなった日本は20日(日本時間21日)にウルグアイと対戦する。