ラモス瑠偉監督率いる日本がポルトガルに3-3からPK戦の末に敗れ、決勝進出を逃した。

試合開始早々に先制を許したが、茂怜羅オズ(東京ヴェルディ三重BS)がFKを直接決めて同点に追いつき、第2ピリオドに山内悠誠(東京ヴェルディBS)が左足で押し込んで勝ち越しに成功。GK照喜名辰吾(琉球エリスリナ)の好セーブなどでしのいでいたが、第3ピリオドに連続失点して再び勝ち越された。しかし、残り47秒でCKから赤熊卓弥(ドルソーレ北九州)が右足で蹴り込み、土壇場の粘りで同点に追いついた。

3分間の延長戦はスコアに動きはなく終了。激しい雨の中で行われたPK戦では1番手の茂怜羅が失敗。2番手山内は成功したが、3番手田畑輝樹(ヴィアティン三重BS)も失敗。ポルトガルは2人が成功させ、1-2で敗れた。

茂怜羅は「トロフィーを日本に持って帰りたかった。PKを外して申し訳ない」と目に涙を浮かべながら悔しそうに話したが、「まだメダルを取ることはできる。もう1回やり直して戦いたい」と次戦へ向けて前を向いた。

日本は1日(日本時間2日午前4時15分)に行われる3位決定戦でロシアと対戦する。