先発したMF久保建英(19=ビリャレアル)は、MF南野拓実(25=リバプール)のPK弾を誘うパスで勝利をたぐり寄せた。

「試合前に言っていたように、『チームの助けになる』というか、自分が起点になってPKを取れたので、そこは素直によかったと思います」と、得点に直結したプレーに手応えを明かした。

19歳の久保に代表初ゴールを期待する声も多いが、本人は「今日の(PKにつながった)ようなラストパスを例えば3本出せて、3点になれば自分としてはオールオッケー」と至って冷静。「相手に警戒されたときは自分で運ぶ、とパターンを増やすために、精度の高いパスを出せるようになっていけば選手としてレベルも上がる」と、ポジティブにとらえた。

後半からMF遠藤航(27=シュツットガルト)が入り、日本に流れが傾いた。ブンデスリーガでリーグトップのデュエル勝利数を誇る遠藤と同じピッチに立ち、久保は「一緒にやっていて余裕があると感じた。クラブで結果を出して、自信をもって代表に来ている。自信も吸収したいプレーだった」と、肌で感じた素直な感想を口にした。