パラグアイ(FIFAランク41位)が0-1で前回準優勝のフランス(同3位)に競り負け、16年ぶりの8強進出に届かなかった。
堅守で相手を苦しめたが、後半25分にフランスのエースFWキリアン・エムバペ(27=レアル・マドリード)にPKで先制点を献上。これが決勝点となった。
パラグアイは荒れたプレーを連発。南米ではファウルを誘ったり、審判をあざむいたりする「マリーシア」が戦術的要素として伝統的に根付いている傾向があり、この日もダーティーなプレーが随所に見られた。前半34分にはMFアンドレス・クバスが、相手エースのエムバペにチャージ。クバスのファウルとなったものの、怒りをあらわにしたエムバペから両手で突き飛ばされた。両軍が入り乱れる事態となり、会場は騒然となった。
パラグアイ大手紙「ABC Color」電子版は、GKオーランド・ヒルのコメントを速報。フィールドプレーヤーがラフ行為を連発したが「これがサッカーだ。もし彼らがこういうプレーに慣れていないのなら、どうしようもないだろう? パラグアイとはそういうものだ。タフなチームなんだ。僕たちは『最初の瞬間からピッチで存在感を示し、激しく当たっていこう。もしボールが通っても、人は通さない』と心に決めていた。チームはよくやってくれたと思う」と毅然(きぜん)と話した。
4大会ぶりのW杯で健闘。「私たちは胸を張って去る。パラグアイはピッチで全てを出し切った」と誇らしげに語ったという。


