オーストリア遠征中のサッカー日本代表(FIFAランク27位)はメキシコ代表(同11位)に0-2で敗れ、20年の最終戦を黒星で終えた。MF鎌田大地はトップ下で先発し、後半32分までプレーした。

鎌田を起点に、前半は攻撃が好循環した。12分には中盤でパス受けると同時に体を反転させ、左サイドの原口へ正確なロングパスを送り、そこから原口は強烈なミドルシュートでメキシコゴールを脅かした。15分にも鎌田の縦パスから、最後はFW鈴木が絶好の決定機を迎えた。

しかし、後半になるとメキシコの強いプレスに押し込まれて状況は一変。苦しい時間が続き、耐えきれずに2失点を喫した。

鎌田は「チームとして前半やるべきことができて内容は良かった。後半、立ち上がりは悪くなかったが、ワンチャンスをものにされて相手にも余裕ができた。自分たちもプレスの強度が落ちた。同じぐらいチャンスがあった中で、1本決めるか決めきれないかの違い」と振り返った。

自身のプレーについては「自分のところでもう1つ収めることができたかな。自分もシュートチャンスに絡むことをつくっていければよかった」と話した。