柏レイソルのMF江坂任(28)が日本代表初選出から一夜明けた19日、オンラインで取材に応じ、代表活動への期待と意欲を明かした。

国際親善試合の韓国戦(25日、日産スタジアム)、W杯アジア2次予選・モンゴル戦(30日、フクアリ)のメンバーに選出されたことに「ビックリしました」と率直な思いを明かし「小さいころからの目標ではありましたが、ここ最近でちょっと現実味が出てきて、今回選んでもらえてうれしく思います」と続けた。

神戸弘陵、流通経大を経て15年にJ2ザスパクサツ群馬に加入した。プロ入りが決まった時期も卒業の2カ月前と、ギリギリでプロの世界に滑り込んだ。今年はプロ7年目。J2からスタートし、大宮アルディージャ、柏を経て日本代表へとたどり着いた。江坂は「アンダーカテゴリーの代表歴もないですし。学生時代に、注目された選手でもなかった。地道に目の前のことを必死にやってきた結果ここまでこれたので。必死にやってきて良かったなと」と振り返った。

柏レイソルでは背番号「10」を背負う。特に、柏に入り、ボールを受ける動き、スペースを見つける作業の部分で成長したと自負している。「ボールを持ってないときも、持っているときもバリエーションが増えたのかなと思います」。初めての代表活動。その中でも爪痕を残す覚悟はある。「クオリティーのある選手が選ばれている。その選手たちに負けない武器は持っているとは思う。チームのために、自分が持っているものを出せれば」と意欲を言葉にした。

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