日本代表DF冨安健洋(22=ボローニャ)が27日、東京五輪世代のU-24日本代表に1日限りで“合流”した。U-24日本代表は同日、国際親善試合アルゼンチン戦を終えて千葉県内で調整。同じ時期に活動しているA代表で1人だけ五輪世代である冨安が、U-24日本代表と接することができる唯一のタイミングを生かして練習を訪れた。

今回の活動は厳しいコロナ対策のもとで行われているため、冨安がU-24日本代表の選手と接することはなかった。残り約4カ月に迫った五輪本番に向け、少しでも長く時間を共有しようとする冨安の思いが表れたシーンだった。

また冨安だけでなく、DF吉田麻也主将(32=サンプドリア)も練習を見学する予定だったという。結果的に吉田の視察はかなわなかったというが、日本代表の主将として弟分にあたる五輪世代のことも気にかけていることがにじんだ。吉田は東京五輪でのオーバーエージ候補にも挙がっている。