日本代表は2日午後7時から、札幌ドームでの国際親善試合、キリンチャレンジカップでパラグアイ代表と対戦する。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が23位で、ワールドカップ(W杯)出場を逃したパラグアイは50位。過去の国際Aマッチ通算対戦成績は日本の4勝4分け2敗となっている(PK戦は引き分け扱い)。

直近の対戦は2019年9月5日にカシマで行われた親善試合。FW大迫勇也とMF南野拓実のゴールで2-0と快勝した。1トップの大迫が最前線で巧みにボールを収め、2列目の南野、堂安らの攻め上がりをうながした。1トップながら前方へのパスの比率が50%近くを数えるなど、日本の攻撃を加速させた。

今回はそうしたポストプレーを得意とする大迫が不在。森保監督はメンバー発表時に「ここがチャンスという選手には思い切ってプレーしてもらい、成長してもらえれば。チーム全体のレベルアップのためにもいい機会」と話しており、6月の4連戦は新たな攻撃の形を試す場にもなりそうだ。

スコットランドで公式戦20ゴールを挙げたFW古橋亨梧(セルティック)は「裏抜けだったり、ゴール前の駆け引き、ゴールに対する気迫は自分の強みだと思うので、試合に出たら表現していきたい」。

スピードスターのFW浅野拓磨(ボーフム)は「攻撃だけじゃなくて守備のところで、チームのために走ることは、年々成長できていると思うので、ピッチの上で全力を出せたらと思う」。

J1で得点ランキングトップの10ゴールと好調なFW上田綺世(鹿島)は「シュートが自分の武器。打たないと点入らないので積極的にやりたい」と意気込んでいる。