23年女子ワールド(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会が今日20日、開幕する。

大会初日は共催勢のニュージーランド-ノルウェー、オーストラリア-アイルランドの2試合が行われる。なでしこジャパンは22日のザンビア戦が初戦。1次リーグ3試合から簡単な対戦相手はいないが、11年ドイツ大会以来12年ぶり優勝を目指し、全てを出し切る。

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展望 FIFAランキング1位の米国と、22年女子欧州選手権を制したイングランドが優勝争いの中心。なでしこジャパンは1次リーグを勝ち抜くと、決勝トーナメントでは米国と同じ山に入ることが予想される。11年ドイツ大会以来の頂点にたどり着くには、準々決勝もしくは準決勝で米国を倒さなければならない。

一方、イングランドは順当に勝ち上がると、同じ山にはフランスやドイツ、東京五輪金メダルのカナダなどが集まると予想される。老舗ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」のオッズでは1番人気が米国の3・25倍。イングランドが2番手で4・5倍。日本と1次リーグで戦うスペインが3番手で6・5倍。なでしこはオランダ、ブラジルと同じ8番手で26倍となっている。もっとも倍率が高いのが3001倍のフィリピン。