日本サッカー協会は3日、U-22(22歳以下)日本代表が出場しているアジア大会(中国・杭州)の準々決勝U-24北朝鮮戦で起きた事象について、国際サッカー連盟(FIFA)とアジア連盟(AFC)に意見書を提出したと発表した。

この試合で北朝鮮は危険なタックルなどラフプレーを繰り返し、6枚のイエローカードを受けた。後半27分には飲料水を配りにピッチに入った日本スタッフからペットボトルを奪い取り、拳を振り上げて殴るようなしぐさで威嚇。さらに決勝点となったPK判定を不服とし、試合後には審判を取り囲んで激しく抗議した。北朝鮮のシン監督は「サッカーに衝突はつきもの。許容できる」としたが、韓国メディアは「サッカーへの冒涜(ぼうとく)」と報じるなど各国から蛮行を断じられた。

これらの行為を踏まえ、日本協会は「反スポーツ的行為について、該当する事象の映像を添付した上で、意見書を提出しました」とした。具体的にどの場面を映像として提出したかは公表されていない。

なお日本はA代表も26年W杯北中米大会のアジア2次予選で北朝鮮と同組となっており、来年3月21日にホーム、26日にアウェーで対戦。今後への遺恨も懸念される。