サッカー日本代表は15日、2日後に控える国際親善試合チュニジア戦に向けて、試合会場であるノエビアスタジアム神戸で練習を行った

4-1で勝利した13日カナダ戦の前半45分間に出場したDF冨安健洋(24=アーセナル)が取材に応じ、守備面を振り返った。カナダ戦について「ラインが低かったところがある。ラインコントロールのところは僕の仕事だと思ってますし、ちょっと低くなっていた中盤を押し出すぐらいやらないといけない」とコメント。チュニジア戦での改善に向けて選手同士で話し合っていることを明かした。

今回の活動では、左サイドバック(SB)の層が薄く、冨安が起用される可能性もある。DF伊藤洋輝(24=シュツットガルト)がコンディション不良で途中離脱し、カナダ戦に出場したDF中山雄太(26=ハダースフィールド)も右アキレス腱(けん)断裂の大けがから代表復帰を果たしたばかり。

アーセナルで左SBでも出場する冨安には、報道陣から左SB起用についての質問も飛んだが「好きに予想してください(笑い)」とけむに巻いた。それでも「シンプルに1対1で負けないとか、SBに求められるベーシックなことをしっかりやれればいい」と起用された際のイメージは膨らませていた。

ポジションがどこであったとしてもリーダーシップを発揮してやることは変わらない。「DFですし、守ることが仕事。まずはクリーンシートに抑えるっていうところ」と力強く話した。

同時にチームに対して考えているのが、所属クラブで体感していることを伝えることだという。「アーセナルでやっていることを還元したいっていう思いが強い。アーセナルで学んでいることがトップトップだと信じているし、そこを還元したい」。

具体例として挙げたのは「1つのパスでも『違う』と言われる。3つ、4つ先の局面をイメージしてパスを出さないといけない」というボールを動かすにあたっての判断や、センターバック(CB)に求められるプレーとその考え方について。「アーセナルでCBをやることは少ないですけど、CBは時間をコントロールすること。そこはまだ学んでいて今もトライしているところ」。世界トップクラスの環境に身を置いていることで知った基準を、代表にも浸透させる考えだ。

日本のディフェンスリーダーとしての自覚が増し、抜群の安定感を見せる冨安は、プレミアリーグ仕込みのプレーで日本を5試合ぶりの無失点勝利へ導こうとしている。