【ドーハ22日=佐藤成】AFCアジアカップ(アジア杯)第3戦インドネシア戦(24日)に臨む日本代表は22日、当地で調整した。

左足首負傷の影響で別メニュー調整が続き、16日に初めて全体練習に部分合流を果たした三笘薫(26=ブライトン)はホテルで別メニュー調整。他のメンバーは、公開された冒頭部分で、ボール回しやステップ、3色に分かれてボールを奪うトレーニングなどを行った。

初戦のベトナム戦と第2戦のイラク戦に出場し、それぞれ2失点したGK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)が差別発言を受けたことを明かした。

多くの批判が集まったことについては「日本代表のキーパーである以上、失点、敗戦というところでは高いレベルを求められるのは十分分かっている」と受け入れ、「次につなげれば問題ないと思っている」。

その上で「たくさんの声があるのは自分自身も知っているし、その中でもやはり差別的な発言とかというところは控えていただきたいというふうに思います」と訴えた。

具体的にはSNSで鈴木のもとに届いたといい「自分としてはそこに負けるつもりはないですし、結果で見返してやろうかなという気持ちですね」と力強く語った。

強い気持ちで前を向いている。「自分としては失点しても気持ちぶれることなくプレーしていたし、最後までプレーするというところはずっとやってきている部分なので、この大会に限らず今までもこれからもやっていく部分かなと思う」とうなずいた。

過去に優勝した大会を振り返ると、GKの活躍が不可欠になっている。「キーパーの難しさはありつつもやはりそこは隣り合わせだからこそ、チームを救った時は一番楽しい部分ではある」。常に修正を重ね、パフォーマンスをアップデートしていく。

【アジア杯】1次リーグ日程・結果と順位表