サッカー日本代表の森保一監督(55)が、26日に行われる予定だったワールドカップ(W杯)アジア2次予選のアウェー北朝鮮戦が中止となったことについて初めてコメントした。

森保監督は25日、U-23日本代表と同ウクライナ代表の国際親善試合(ミクスタ)を視察。試合後に取材対応し、北朝鮮戦が中止となったことに「チームの活動としては第1戦目で出られなかった選手がいた中で試合ができれば多くの選手にプレーしてもらえて、そこからチームの経験値を上げていく、戦術浸透をしていくことができたと思うので、試合がなくなったことは残念」と話した。

一方で、欧州組の選手たちのコンディション面にも触れ「ケガを抱えたり満身創痍(そうい)で代表参加してくれた選手が多かった。試合をした場合は(試合会場は)人工芝だったと思うし、より相手も激しくくる中で、選手たちのケガのリスクを回避できたことはポジティブに捉えたい」と続けた。

試合中止を受けた処遇は最終的に国際サッカー連盟(FIFA)が決定する。不戦勝となれば、日本代表はアジア最終予選進出が決まる。指揮官は「どういう形になるかわからないが、決定に従う」とした上で、次回の6月の活動に向けて「1つ1つ勝利を目指すことに変わりはない。順位というよりも自分たちがレベルアップを目指して戦うことを続けていきたい。我々のベースをより固めていくところと、試せるところは選手も戦術的にも試せれば」と話した。