【ドーハ15日=佐藤成】サッカーU-23(23歳以下)日本代表が16日、パリオリンピック(五輪)切符が懸かるアジア最終予選兼U-23アジアカップ(杯)カタール大会初戦の中国戦に臨む。

チーム発足以来初の主将に就任したMF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)がキャプテンへの思いと、初戦勝利への強い覚悟を示した。

これまで試合の中でキャプテンマークを巻くことは多かったが、正式に指名されたのは初。藤田は「少し不思議な気持ち」としつつ「自分のやるべきことは変わらないので。チームが勝つために全力で頑張りたい」とうなずいた。

主将として勝利を追求する。「自分はいつも、このチームでは勝つために、チームが勝てるように、自分はそんな特別なことはできないですけど、自分ができることを徹底するということだったりは意識してやってきたので。そういったところはこの大会でも見せていきたいです」と細部にこだわる。さらに「チームがバラバラになってしまったら、積極的にまとめあげて、同じ方向を向けるようにまとめていきたいなと思います」と一丸となって五輪切符を獲得する。

初戦の中国戦に向けては「自分たちのできることすべて出し切って、まずは勝ち点3をとれるように頑張りたいと思います」と力強く言い切った。