サッカー日本代表(FIFAランキング18位)が、全勝締めを懸けてシリア代表(同89位)と対戦した。キックオフ前の国歌斉唱では、森保一監督が普段以上に涙ぐみ、目を潤ませる場面があった。
前日会見でも熱い思いを語っていた。
「日本全国の皆さまにサッカーを通して、広島に足を運んでもらいたい。なぜかと言うと、広島は世界に2つしかない原爆被爆地という土地ですし、現在も世界で戦争、紛争が多く起こる中で悲しい思いをしている。尊い命を、街の皆さんが平穏で穏やかに暮らせるということを、平和を、考えていただけるからです」
世界に2都市。長崎に生まれ、広島でサッカー人として大成した。どちらも大事な故郷であり、加えて親世代は被爆を知る。生まれながらにして、強い平和への願いを抱いてきた地で、代表としては初めてとなる指揮に、いつも以上に感情があふれたようだ。

