サッカーの26年W杯北中米大会アジア2次予選で、日本(FIFAランキング18位)がシリア(同89位)を5-0で破った。超攻撃的な3-4-2-1の新システムで臨み、前半22分までに3得点。2戦連続5発で2次予選最終戦を終え、世界に挑むオプションにも光明を得た。9月に始まる最終予選は18チームが3組に分かれて争われる。組み合わせ抽選は27日に行われる。
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W杯北中米大会の開幕までちょうど2年となった日に、日本は実力差を見せつけて5ゴールで大勝。2年後に歴史を変えるための確かな成長を示した。
6日のミャンマー戦に続いて、両ウイングバック(WB)に攻撃的な選手を置く3-4-2-1で臨み、前半だけで3ゴールを挙げた。左WBの中村の突破力、右WBの堂安の技術力をスムーズに生かし、前半13分には中村の縦突破からのクロスをFW上田が頭で合わせて先制。同19分には中央で受けた久保からのパスを受けた堂安が、カットインから左足を振り抜いた。同22分には久保のスルーパスがシリアDFのオウンゴールを呼び込んで3点目。欧州トップリーグで主力として活躍する堂安、南野、久保が初めて同時先発した攻撃陣が、怒濤(どとう)の勢いで早々に勝負を決めた。
新オプションとして取り組んだ3バックシステムに、選手も確かな手応えを得た。堂安が「自分の特長が出しやすいポジションだと思った」と話せば、MF南野も「それぞれの特長が出しやすい配置だったし、うまく試合を運ぶことができた。味方の距離感やボールの握りやすさは3バックの方がいい」。指揮官が選択した超攻撃システムは、選手の力を最大限に引き出した。
4-1-4-1に変更した後半も、出場した選手が特長を存分に発揮し、次々とシリアゴールを脅かす。後半28分にMF相馬が自ら獲得したPKを決めて4点目を挙げると、同40分には南野が鮮やかに右ネットを揺らし、2戦連続となる5得点。システムや選手を入れ替えながらも、最後まで強度を落とさず戦い続けて完勝した。
無失点での全勝で2次予選を首位通過を決めただけでなく、久保が「質の高い選手が(中央に)4枚いたら、相手がつかまえるのは難しい。引いてくる相手には有効なのかな」と話した通り、3バックという新たな武器も手にすることに成功。突破を決めた後の消化試合とも見られた試合を、2年後にもつながる1歩とした。【永田淳】

