既に五輪出場権を獲得した日本が韓国との因縁対決に3-2で勝利しアジア王者となった。

 2点を追う日本は後半15分にFW浅野拓磨(21=広島)を投入。22分にMF矢島慎也(21=岡山)のアシストから、浅野が今大会初得点となる反撃の1発を放った。その直後の23分には左クロスを矢島がヘディングで同点ゴール。さらに同36分、MF中島翔哉(21=東京)からのパスに抜け出した浅野がこの日2点目となる決勝ゴールを挙げた。

 大会MVPの中島は「試合を通して、こちらが点を取るまでは苦しかったですし、何とか流れを変えようとやっていた。拓磨のスピードを生かしていこうと思っていたので、その形が出て良かった」とホッとした表情。MVPについては「自分1人じゃなくてチームみんなの賞。チームメート、監督、スタッフ、1人1人に感謝したい」と謙虚に話した。