ホームの札幌が、5試合ぶりの白星を挙げた。前半41分に、DF福森晃斗(22)の左クロスをFW都倉賢(28)がヘディングで押し込んで先制。守備でも、MF稲本潤一(35)を中心に粘り強いプレーを続け、2試合連続無失点で逃げ切った。5試合ぶりの得点となった都倉は「うまくマークを外せた。勝てたのはチームとしてハードワークしたから。前の試合の反省点を生かしピッチで体現できた」と振り返った。

 バルバリッチ監督(53)は「2試合連続無失点で終わらせたのは良かった。唯一、満足できないのは、サイドをつかって逆サイドや背後を狙うことができなかった。イージーなボールロストもあった。まだまだ精度を上げていく必要がある」と課題も挙げた。