元日本代表DF田中マルクス闘莉王(34)が名古屋を退団することが8日、分かった。

 契約延長オファーを受けていたが、ゼネラルマネジャーも兼務する小倉隆史新監督(42)がメンバー大刷新を強く推し進める中、提示は15年の1億5000万円から1億円減の5000万円。代理人を通じ交渉を進めてきたが、金額そのものより闘莉王の思いと新体制のビジョンが一致せず、10年にリーグ制覇をもたらした功労者は6年間在籍した名古屋を去ることになった。14年から2年連続で主将を務め15年もリーグ30試合5得点。FWでもプレーするなど圧倒的な存在感は健在。現在は故郷のブラジルに戻っており、今後は未定。(金額は推定)