大宮のFW江坂任(あたる、23)が甲府戦に向けて意気込んだ。

 14日、16日ホーム甲府戦に向けてさいたま市内で非公開練習を行った。徹底して守備固めをする相手に対して「しっかり(スペースが)狭い中でもクロスに飛び込んでいく。引いた相手にはクロスからが1番いけるかな」と分析する。

 前節アウェーの名古屋戦では後半26分に途中出場し、その8分後にMF泉沢仁(24)のゴールをアシスト。短い時間で結果を残した。江坂は「(チームとして)逆転できる力があると示せたので自信ができた」と話す。

 今季は1月のキャンプ中にけがをし、開幕に出遅れた。「出だし遅れた分、自分からコミュニケーションを取ろうとしてきた。自分の特長や前への推進力も分かってきてもらってると思う。コンビネーションの部分でタイミングが合わせられればもっとチャンスに絡むことが出来る」。昨季J2群馬で大卒1年目ながら42試合13得点をマークしたストライカーは、J1初ゴールへ向けて淡々と前を見つめた。