来季J1に復帰するJ2C大阪が、地獄の合宿で強化を図る方針であることが16日、分かった。就任が決まったOBの尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督(43)は厳格で有名で、クラブ関係者は「朝6時から走り込みをするようだ」と明かした。来年1月中旬頃から予定される合宿では、朝食前の徹底した走り込みから始まり、午前と午後の計3部練習をする方向だという。

 過去には夕食後に練習を取り入れたこともあるという。実現すれば、地獄の4部練習になる。14年途中まで率いた鳥栖では、日が昇らない真っ暗な中で走り込み。山登りもあり、肉体的にも精神的にも追い込んで首位争いを繰り広げた。当時の選手は「起きている間は練習。寝ても走る夢を見るから、24時間練習している気分になる」と言うほど。

 現役時代に尹監督と一緒にプレーした森島寛晃氏(44)は「開幕前の体作りはしっかりやると思う。厳しさの中にも愛情のある人」と説明。地獄の特訓を経て、昇格1年目から上位争いに加わるつもりだ。