滝川二(兵庫)が大量6得点で大分に圧勝した。主将のDF今井悠樹(3年)が開始3分で先制ゴール。左CKから味方が落としたボールを右足で決めた。「まさか自分が取れると思わなかった。うれしかった」。守備でも完封に貢献。松岡徹監督(43)は「大分の攻撃力は破壊力がある。DF陣が(失点)ゼロに抑えたことを評価したい。よく頑張った」と褒めたたえた。

 試合前、今井は自らチームに向かって「予想スコア」を発表。大分戦では「3-0」を予想していた。自らの想像をはるかに上回る圧勝スコアで終えることができ「6点はできすぎ」と笑顔。指揮官も「主将自ら3-0と予想して、1点目を自分で決めた。今井主将が何か持っている、というところ」と信頼を寄せた。

 目標は「埼玉スタジアム」。初優勝した10年度以来の4強入りまであと2勝。滝川二は1勝1勝を積み上げていく。