今季からJ3に初参戦する沼津の元日本代表FW中山雅史(49=日刊スポーツ評論家)が10日、沼津署の一日警察署長を務めた。この日はいつも着慣れているユニホームではなく、黒い制服姿で登場。沼津駅前商店街で「110番の日」啓発活動を行った。多くの市民が集まる中でトークショーを行い「110番はなかなかしづらいこともありますが、警察官の方々は優しく対応してくれます。困った時はすぐ相談するのが一番だと思います」と呼び掛けた。

 中山自身は昨年12月25日にクラブとの契約を更新。今季は札幌時代の12年以来、5シーズンぶりのJリーグ復帰となる。15年9月の現役復帰後、いまだ公式戦出場は果たせていないが、今季にかける思いは強い。「よりよい自分を作るためには日々努力だと思う。昨日よりも今日、今日よりも明日という思いで頑張りたい」と決意を示した。

 沼津はJ1清水、磐田、J3藤枝に次ぐ、県内4チーム目のJクラブで、東部からは初となる。チームは明日12日に始動し、今月下旬には県内でミニキャンプも行う予定。中山は「1人でも多くチームのことを知ってもらい、応援してもらいたい。東部から全国に熱を広げていければ」と言葉に力を込めた。