セレッソ大阪MF木本恭生(23)が公式戦5連勝へ闘志を燃やした。11日は雨の中、翌12日のルヴァン杯ヴァンフォーレ甲府戦に向けて、大阪市の舞洲練習場でミニゲームを行って最終調整した。

 リーグ戦鹿島アントラーズ戦(8日、カシマ)の先発で、ルヴァン杯甲府戦メンバーに選ばれたのは、木本とGKキム・ジンヒョン(29)のみ。尹晶煥監督(44)は「ボランチで90分走れる選手がいない」と木本選出の理由を説明した。

 木本は3月15日のルヴァン杯横浜戦で1得点1アシスト。リーグ戦では同18日鳥栖戦から本職のボランチとは異なるセンターバックとして3戦連続出場しており、公式戦4連勝に貢献したことから「ラッキーボーイ」と呼ばれる。「試合に出られることはうれしい。(センターバックとは)違う役割があるから、しっかりと気持ちを切り替えてやりたい」と話す木本に、指揮官は「本当に運がある“ラッキーボーイ”なのか試したい」と冗談交じりに話した。