キッカーは任せろ。ベガルタ仙台は今日4日、ホームでヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ。同戦はチームのキッカーを務めるMF梁勇基(35)、MF三田啓貴(26)の2人が先発から外れる見込み。すっぽり空いたキッカー候補に、MF奥埜博亮(27)とDF永戸勝也(22)が名乗りを上げた。

 居残りでFK練習をしたこともある奥埜は「誰もキッカーがいないときの準備しておこうかな」と語っていた。キッカー経験はほとんどなく、期限付き移籍先のJ2長崎で1度だけ務めただけだ。奥埜は「力まないで蹴られれば」と、平常心で臨む。

 永戸は今季、試合でもキッカーを務めていた。アマ時代はキッカーを任せられることが多かったとし、「個人的には得点が欲しい」と目を輝かせる。キッカーが誰であろうとも、ホーム2連勝がかかる一戦であることに変わりはない。主将のMF富田晋伍(30)は「(ホームで勝ち)続けることが大事」と意気込んだ。