J1ベガルタ仙台は15日、紅白戦を仙台市内で行った。9日に右太ももに違和感を覚えて以降、実戦形式の練習から遠ざかっていた主将のMF富田晋伍(30)が出場した。

 富田は「今までにない伸ばした感じがあったので」とし、10日の練習試合を欠場していた。だが、この日は主力組に入って定位置のボランチでプレー。中盤からFW西村拓真(20)ら前線の選手にボールを供給し、好機をつくった。

 紅白戦2本を終えて、「大丈夫です」と回復をアピールした。「自分たちが目指しているところはもっと上。勝ち点3を目指す」と17日のアウェー鳥栖戦出場に向けて、気を引き締めた。

 12年5月のアウェーのサガン鳥栖戦で、J1初ゴールを挙げた。その話題を振られると、「そのときは自分の中で結果(を出したい気持ち)は今に比べたら強かった。今は自分の立場を考えたら、自分の中ではそこは一番ではない」と説いた。それでも「チャンスがあれば」と意欲を示した。