J1ベガルタ仙台は2年連続初戦敗退となった。

 仙台が大学勢に天皇杯で敗れるのは、J2時代の07年に順大に敗れて以来、10年ぶり3度目だ。J1では初めてだ。

 渡辺晋監督(43)は「結果がすべて。我々が負けた事実と申し訳ない気持ちしかない」と肩を落とした。

 立ち上がりにカウンターから失点した。MF中野嘉大(24)が2得点を決めて一時勝ち越したが、その後、立て続けに2失点した。終盤に猛攻を見せたが、不発に終わった。

 試合後、仙台サポーターは、ゴール裏スタンドへあいさつしに来た、ジャイアントキリングを起こした筑波大に拍手を送った。一方、直後に来た仙台イレブンに対して激しい怒声を浴びせた。

 キャプテンマークを巻いたDF石川直樹(31)は「カウンターを食らう悪循環だった。ミスは誰のせいというわけではない。チームとしてこの敗戦を受け止めていきたい。2年連続の2回戦負けは恥ずかしい。リーグですごくいい流れできていた中で、申し訳ない」と語った。