膝の負傷で離脱していたジュビロ磐田MF太田吉彰(34)とDF藤田義明(34)が2日、約1カ月半ぶりに実戦復帰した。磐田市のヤマハスタジアムで行われたトヨタ蹴球団(東海社会人1部)との練習試合(45分×2本)にそろって出場。太田は右MF、藤田はセンターバックで先発した。

 1本目の30分には、太田の左CKを藤田が頭で合わせて先制点を挙げた。藤田はフル出場。太田も後半26分までプレーし、2-0の勝利に貢献した。

 チームは前日1日のアウェー・アルビレックス新潟戦で、11年ぶりの4連勝を記録した。スタンドから戦況を見守った名波浩監督(44)は「太田はボールタッチの感覚がもう少し。藤田はボールロストも少なく、対人もいけていた。2人とも十分戦力になる」との見解。7位からさらに上を狙うべく、2人の復帰を歓迎した。【前田和哉】