FC東京DF森重真人(30)が左足首の負傷で長期離脱することが4日、分かった。2日のセレッソ大阪戦で負傷し、この日に埼玉県内で精密検査を受けた結果、左の外側くるぶし付近を脱臼していることが判明。関係者によると、全治まで最低2カ月を要する見通し。2週間後の再検査で手術が必要と診断されれば、さらに復帰が遅れる。少なくとも8~9月のW杯アジア最終予選出場は絶望的となった。

 森重はC大阪戦の前半終了間際、ジャンプしようと踏み込んだ時に左足を痛めて交代した。日本代表では6月の最終予選イラク戦で約4年ぶりに落選。大一番の8月31日オーストラリア戦、9月5日サウジアラビア戦でのメンバー復帰を目指している最中だった。

 篠田監督は「一番の中心選手。痛い」と主将の離脱を残念がった。クラブとしては、右足負傷で先月27日に全治4~6週間と診断されたFW大久保嘉に続く主力の大けがで、攻守の要を失った。