鹿島アントラーズがガンバ大阪を破り、首位に浮上した。J史上初のアウェー全勝ターン。昨季のJ王者がワンチャンスをものにした。

 前半は両軍決定機を決められなかった。ホームのG大阪は前半27分、MF倉田のスルーパスにFW長沢が反応。抜け出してGKと1対1になったがシュートはGKに当たってしまい、こぼれ球をクリアされた。一方の鹿島は同31分、DF西のパスにMF中村が抜け出すがワンタッチのシュートはG大阪GK東口の好セーブに阻まれた。

 先制点は鹿島だった。後半10分、ボールを受けたMF遠藤が角度のないところから技ありのシュート。今季2点目が決まった。

 G大阪は後半20分から7試合ぶりにベンチスタートだったMF遠藤を投入。しかし、試合巧者の鹿島相手になかなか攻撃の形を作りきれない。1点が遠く、4試合ぶりの黒星となった。