ヴィッセル神戸に新加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が9日、神戸市内の練習で“来日1号”を決めた。サイドからの攻撃練習で、左クロスから代名詞の左足シュートをしっかり打ち込んだ。GKの脇の下のコースに決まり、思わず本人も「よし!」と日本語で喜んだ。

 愛称ポルディことポドルスキは「(状態は)OK。どんどん慣れていかないと」と、デビュー予定の29日ホーム大宮アルディージャ戦に向けて万全に仕上げるつもりだ。この日、ドイツの英雄目当てに集まったサポーターは通常の6倍にあたる約600人。大久保嘉(東京)やカズ(横浜FC)の在籍時に劣らない盛り上がりだ。練習後にはファンサービスも行い、「ポルディ!」と子どもに呼ばれると、笑顔で写真撮影に応じた。「子どもたちがいて、とてもいい感じだった」とうれしそうだった。【小杉舞】