北海道コンサドーレ札幌は2日、札幌・宮の沢で全体練習を行い、ミニゲームなどで汗を流した。前節で昨季年間2位の浦和を退け14位に浮上したが、次節5日の首位セレッソ大阪戦(金鳥スタ)では正GKクが累積警告で出場できず、GK金山隼樹(29)の先発出場が濃厚。プロ入りして苦節7年目、ようやくJ1デビューのチャンスを得た背番号1は「ずっと出たかった舞台。後悔したくないし、力を出し尽くしたい」と、完全燃焼を期した。

 首位相手の大一番を前に、思わぬ形で出番がやってきた。昨季、クの負傷で途中出場し、51分間無失点に抑えたのも敵地でのC大阪戦だった。「注目される試合で、やりがいしか感じない。慣れ親しんだ場所で、やりやすさはある」。立命大卒。大学時代のリーグ戦で何度も立ったピッチで、札幌のゴールマウスを完璧に守ってみせる。