J1横浜F・マリノスは15日、横浜市内で約1時間30分練習した。紅白戦形式の練習では、韓国人DFパク・ジョンス(23)が主力組のセンターバックを務めた。オーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクに代わってDF中沢とコンビを組み、次節ホームの柏レイソル戦(16日)に向けた最終調整を行った。

 パクは出場すれば、7月の第18節サンフレッチェ広島戦で先発して以来、8戦ぶりのリーグ戦登場となる。この日の紅白戦形式の練習でも、チーム最長身188センチの高さと当たり負けない強さを武器に、存在感を発揮した。一方のデゲネクは、オーストラリア代表として出場した、W杯アジア最終予選を含めた連戦の疲労もあり、今季ワーストの3失点を喫して敗れた前節川崎フロンターレ戦では、失点に絡むシーンもあった。

 パクは「緊張はしていないし、試合に出たら、いいプレーをできる自信はある。相手をぶっ飛ばすぐらいの気持ちでやる。とにかく真剣勝負。絶対に負けない」と、自信の表情で話した。連係や試合勘についても「まったく問題ない。練習を通して分かっているし、トレーニングマッチ(練習試合)も出場しているから」と、語気を強めた。

 昨季、唯一奪ったゴールが、ホームでの柏レイソル戦だった。出場すれば同じ状況となるだけに「セットプレーはチャンスだと思うし、決められたらうれしいですね」と、CKから得点した昨季の再現にも意欲的だ。