横浜F・マリノスMF斎藤学(27)の2大会連続W杯日本代表メンバー入りが、絶望的となった。前節ヴァンフォーレ甲府戦(23日)での負傷について横浜は26日、右膝前十字靱帯(じんたい)損傷で全治8カ月の見込みと発表した。患部の腫れが治まるのを待ち、2~4週間後に手術予定。今季中の復帰はもちろん、来季開幕も絶望という重傷だった。この日は、室内で患部をケアして帰途に就いた。

 甲府戦は後半19分に接触プレーで倒れ込み、その後もプレーを続けたが自ら申し出て後半27分で退き、帰り際には松葉づえ姿で「歩くのも厳しい」と話していた。診断通り全治8カ月なら、復帰はW杯開幕直前の来年5月下旬。自身のツイッターに「ロシアのW杯もマリノスの優勝も、海外でのプレーもあきらめずに追いたい」とつづり、早期復帰に意欲を見せた。斎藤に代わる主将の選出について、モンバエルツ監督は「まだ考えていない」と話し、ショックの大きさをのぞかせた。