アビスパ福岡の1年でのJ1復帰は夢と消えた。前半は0-0で折り返すなど守備の面では名古屋グランパスに負けることはなかったが、1点を奪うことができずにスコアレスドロー。勝たなければJ1昇格がなかったが、最後まで課題の得点力不足が響いた。

 井原正巳監督(50)は試合後の会見で「サポーターと一緒に喜びを分かち合いたかったが、残念な結果で申し訳ない。選手はよく90分戦ってくれたし、守りの面は今季を集約するようなゲームだった」と名古屋を無得点に抑えた選手の頑張りには称賛の声を連ねた。

 来季については「全くの白紙です。これからしっかり話していく」としたが、クラブはすでに監督続投のオファーは出している。