湘南ベルマーレが7日、浦和レッズから15年にレンタル移籍し、3季プレーしたFW山田直輝(27)が、浦和に復帰すると発表した。

 山田は湘南を通じてコメントを発表。「もう1度浦和でチャレンジしたい、湘南スタイルで輝きたい。わがままなのは分かっています。でも行きたいんです、行ってきます」と、湘南を離れる事への複雑な心情を吐露した。

 「このたび、浦和レッドダイヤモンズに復帰することになりました。まずは3年間、本当にありがとうございました。湘南ベルマーレの一員として戦わさせていただいたことに深く感謝しています。この3年間は僕にとってかけがえのない時間でした。そんな時間を過ごした仲間、サポーターとの別れは、僕が決断したことではありますが本当に辛いです。それでも、湘南で成長した新しい自分でもう1度浦和でチャレンジしたい、湘南スタイルで輝きたい。わがままなのは分かっています。でも行きたいんです、行ってきます。最後になりますが、うれしい時も、楽しい時も、苦しい時も、辛い時も共に過ごせた皆さんとの時間は僕の宝物です。こんな僕を応援してくださり、本当にありがとうございました」

 山田は浦和の下部組織に所属した2008年に2種登録としてトップチームに登録され、4月の京都サンガ戦で17歳9カ月22日でデビュー。09年には日本代表にも選出されたが、その後、ケガがちで出場機会が減少し、15年に湘南にレンタル移籍。プロ10年目の今季、初挑戦となったJ2では、キャリアハイの39試合に出場し、自身最多の5得点を記録。前線の一角に入り、湘南の攻撃をけん引し、J2優勝と1年でのJ1復帰の原動力となった。