清水桜が丘(静岡)はFW白井海斗主将(3年)が強行出場したが、初戦敗退となった。

 白井は今月18日の練習中に左ひじを脱臼。万全ではないコンディションのまま後半8分からピッチに立った。1点を追う後半38分に同点ゴールに絡む活躍を見せてPK戦に持ち込んだが、自らPKを失敗し「情けない結果。僕の力不足でした」と肩を落とした。

 同校は全国選手権3度の優勝を誇る清水商と庵原が統合し、13年4月に開校。名門の流れをくむ初出場校として臨んだが、不本意な結果に終わった。静岡県勢としても3年連続初戦敗退で、大会史上初の屈辱。卒業後、順大に進学する白井は「大学では結果を残せるような選手になりたい」と顔を上げた。