前回覇者で優勝候補の青森山田が完封負けで姿を消した。

 前半25分に先制を許すと、猛反撃を開始。ヴィッセル神戸内定のエースMF郷家とJ2モンテディオ山形内定のFW中村を中心に攻め立て、相手より9本も多い15本のシュートを浴びせたが、無得点に終わった。黒田監督は「点数をとれるチャンスは何本もあった。決定力、精度、去年のチームとは決定的に違う。多くのチャンスをつくったけど、運がなかった」と肩を落とした。マンマークに苦しめられた郷家は「自分も含めて視野が狭かった。優勝は狙っていた。こんなところで負けるとは」と下を向いた。