ヴィッセル神戸は22日、神戸市内でサガン鳥栖との23日の開幕戦(ベアスタ)に向けて非公開で最終調整した。

 オフを挟み、開幕前1週間のうち5日間が非公開。吉田孝行監督(40)は「開幕戦はあまり情報がないし、非公開にした方がデータがないと思う。勝つために集中してほしかった」と意図を説明した。

 さらに20日からは取材対応選手をFW渡辺千真(31)とDF渡部博文(30)に限定。昨季終盤にもあったが、アウェーに移動したこの日は遠征メンバーを特定されないよう、取材陣にも選手がバスに乗り込む前にクラブハウスを離れるよう要請するなど情報管理を徹底した。「いよいよ始まる。開幕戦が全てではないけど、勝って勢いを付けたい。まずは結果を残すことが大事」。指揮官は万全の態勢で敵地に乗り込んだ。