2年ぶりにJ1へ復帰した名古屋グランパスが白星スタートを切った。

 先制点はガンバ大阪だった。前半13分、相手ボールをカットしたMF倉田がドリブルで突破。中央でフリーだった38歳のMF遠藤が右足で落ち着いて決めた。遠藤は、J2含めて21年連続ゴール。自身が持つ歴代最長連続記録を更新した。

 だが、名古屋もすぐさま反撃に出る。前半26分、今季の補強の目玉元ブラジル代表FWジョーからの折り返しを、加入2季目のFWシャビエルが決めて同点。後半6分には、シャビエルのFKのこぼれ球を、今季新加入のブラジル人DFホーシャが押し込み勝ち越しに成功した。

 対するG大阪は、後半24分に17歳FW中村を投入。すると同34分、中村のパスにDFオ・ジェソクが反応。右クロスからFW長沢が頭で決めて追い付いた。

 それでも、名古屋は後半39分にジョーがJリーグ初得点し、再び勝ち越しに成功。511日ぶりのJ1勝利となった。

 G大阪は昨季から続く公式戦勝ちなしの記録を止められず、これで14試合未勝利。7年連続で開幕戦勝ちなしとなった。