京都サンガFCの東京五輪世代FW岩崎悠人(19)が、エース候補としてプロ2年目の覚悟を示した。

 高卒新人だった昨季は開幕戦で途中出場だったが、この日はフル出場。前半は2トップの一角を務め、後半から左MFで攻撃の起点となった。「仕掛けの意識はあったので、クロスのイメージを持っていた。サイドにいって、やることがハッキリしたと思う」。試合には敗れたがドリブルで前線まで持ち込み、持ち味を発揮した。

 昨年は35試合2得点。チャンスメークに奮闘した。だが、今年はFWとして得点にもこだわっていく。

 「1対1や仕掛けの意識は高いと思う。仕掛けてシュートを打っていきたい」

 今年のJ1、J2の開幕戦では東京五輪(オリンピック)世代が次々と活躍した。24日は東京MF久保が途中出場、名古屋の17歳DF菅原がフル出場し、G大阪の17歳FW中村もデビューした。この日も横浜FW遠藤が開幕先発を務めた。だが、この世代で当初から期待された岩崎も「チームを引っ張っていく気持ちでやっていきたい。去年とは違った心境で開幕を迎えられた」。エース候補として、チームを背負う覚悟でゴールを量産する。